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デルタの意味

デルタの意味
(BA.2株からBA.4株・BA.5株への置き換わるスピード)

4つのクアドラ~ガンマ・クアドラとデルタ・クアドラ~

アイキャッチ:4つのクアドラ

ソシオニクス

最終更新日:2019/08/29 前回の続きです。ソシオニクスの中の、クアドラという分類を紹介します。今回は、4つのクアドラのうちの2つ、ガンマ・クアドラデルタ・クアドラについてまとめます。

ガンマ・クアドラ

ガンマ・クアドラは、SEE(ESFP)、ESI(ISFP)、ILI(INTJ)、LIE(ENTJ)からなるクアドラです。熟慮型というよりは決断型、陽気というよりは真面目で、貴族主義的というよりは民主主義的です。

ガンマ・クアドラが重視する価値観

ガンマ・クアドラが重視するのは、Se・Fi・Ni・Teです。

  • 効率と利益に関しては、短期的な視点よりも長期的な視点を重視する。自分の利益よりももっと広い利益を目指すので、自己犠牲的である。
  • 今後有益になりうる出来事や仕事という見地から、今の状況がどう進展するかについて語りたがる。
  • 事実的な情報にしっかりと結びついているアイデアや概念に価値を見出す。
  • 道徳原則については強硬手段をとる。破る者は処罰し、復讐も辞さない。
  • 一度親密な関係が築かれたと感じると、誠意を重視する。
  • 人間関係については現実的に語りたがる。たとえば、マヌケ野郎がいつか素敵な人になるかもしれないとは思えない。

ガンマ・クアドラが重視しない価値観

逆に、アルファ・クアドラ的な価値観には懐疑的です。Ne・Ti・Si・Feがそれにあたります。具体的には以下のような反応を示します。

  • 楽しみや感情的な関わりが目的のグループを作ったり維持したりはせず、生産的な活動をしたり真剣な議論ができるグループだけを真摯に受け止める。
  • 空気を壊さないためには対立を避けるのが一番だという考え方を拒絶する。問題解決のためには率直でありたい、少なくとも意見の不一致について話し合いたい。
  • 祝日のような「特別な日」の雰囲気に関わるのが難しい。
  • あまり実用的でなかったり現実との関連性が薄いように思われるアイディアを深く探究することには意味を感じない。
  • ありうるシナリオや可能性を思索・分析するよりは、今の状況がどう発展するかや、その発展がなぜ起こるのかについて思索したり議論したりしたがる。

他クアドラから見たガンマ・クアドラ

アルファから見たガンマ・クアドラ

ベータから見たガンマ・クアドラ

デルタから見たガンマ・クアドラ

デルタ・クアドラ

最後はデルタ・クアドラです。IEE(ENFP)、EII(INFP)、SLI(ISTJ)、LSE(ESTJ)からなるクアドラで、Reininによれば、決断型というよりは熟慮型、陽気というよりは真面目で、民主主義的というよりは貴族主義的です。

デルタ・クアドラが重視する価値観

デルタ・クアドラが重視するのは、Ne・Fi・Si・Teです。

  • たとえ私的な人間関係のような感情の領域においても、行動の合理性について語ったり、異なる方法の生産性(非生産性)を力説したりすることに意味を感じる。
  • 役に立ちかつ自分の心とも折り合うような、平和でリフレッシュできる活動に価値を見出す。
  • 目標達成のためには、運や憶測、皆の努力、強い主導力に頼るよりも、自分自身が勤勉でなければならないという哲学をもつ。
  • 感情を織り交ぜて自分の経験を語り合うのが好きだが、その場合でも洞察にみちていて芝居がかっていないやり方を用いる。
  • 成長するための新たな挑戦や、将来の計画や展望について話すのを好む。

デルタ・クアドラが重視しない価値観

デルタ・クアドラは、Se・Ti・Ni・Feを重視しません。つまりベータ・クアドラ的価値観には否定的で、以下のような反応を示します。

オミクロン株の感染力(伝播性)は?

イギリスで報告されている新型コロナウイルス変異株の累積感染者数の推移。BA.1株・BA.2株に加えて最近はBA.4。BA.5株・XE株もあげられてきている。

(2022年5月16日までのイギリスにおける新型コロナウイルスの累積感染者数の推移)

オミクロン株は 他の株よりも感染(伝播)しやすい のが特徴です。そもそもウイルスの伝播しやすさには、

  1. ウイルス自体の細胞に侵入する能力 (infectivity)
  2. 感染者側のうつしやすさ(contagiousness)
  3. 未感染者側の罹りやすさ(susceptibility)
  4. ウイルスに対する環境ストレス(温度、湿度、換気など)

が関係します。(詳細はこちら)そのうち「ウイルスが侵入する能力」に関しては、 オミクロン株のウイルス表面のスパイク蛋白は細胞表面のACE2への親和性が高く、細胞へ侵入しやすい と考えられています。また実際にオミクロン株がデルタ株より速く感染拡大しており、新規感染の中でオミクロンが優位を占める国も多くなっています。(WHOの見解はこちら)

接触者への感染を追跡した研究で オミクロン株はデルタ株に比べ伝播性が高い ことが示唆されています。例えば、英国で家族内感染を追跡した研究では、接触者に伝播する確率がデルタ感染者からは約10%であったのに対し、オミクロン株患者からは18%でした。(詳細はこちら)

注: 感染力が高いからといって「マスクが無意味」というわけではありません。 マスクの意義については【新型コロナ】感染対策でのマスクの効果とデメリットについて解説を参照してください。)

オミクロン株による症状の特徴は?

(沖縄県の50人陽性者による解析から転載) (国立感染症研究所より発表された139名の主な症状の内訳(1月当初はオミクロン株と判明した際、入院加療が行われており、途中入院基準が変わりました)

  • 発熱・咳・だるさ・ のどの痛み などの風邪症状が中心である点
  • 通常株より潜伏期間が短い : アメリカの報告例によると潜伏期間の中央値は3日としています。通常の新型コロナが5日ほどと考えられているので、2日ほど早いということになります。
  • 若年での発症・入院数が増加 : 日本でも2022年1月から成人だけでなく 17歳以下の若年者や小児 での発症例も急増してきています。(後述します)
  • 重症化するまでの期間が短い : 広島県からの報告によると、 陽性判明から2〜3日後 に中等症II(酸素投与が必要なレベル)になるのが最も多く、従来の新型コロナ感染症の特徴である「7日前後から重症化」を大幅に短縮しています。

また 味覚嗅覚障害が通常株・デルタ株に比べて少ない のも特徴の1つです。(詳細はこちら)

国立感染症研究所の報告では、ワクチンの接種の有無にかかわらず 発症もしくは診断日より10日たっていれば無症状者および軽症者においては発症または診断10日以降に感染性ウイルスを排出している可能性は低い と考えられています。

一方、海外の研究ですが、デルタ株や武漢株の感染性ウイルス排出期間は18日13日と報告されているので、より自宅待機期間解除後の排菌の可能性は低くなったといえるでしょう。

※ なお、新型コロナの診療に際して『若年者の場合、検査を行わずに診断する』提言案が出されています。(いわゆるみなし陽性)しかし、当院では 原則「検査を行わずに新型コロナと診断する」ことはいたしません デルタの意味 。(他の感染症と同様です)そのため 新型コロナ感染症が疑わしい方は、発熱外来の受診をお願いします

オミクロン株の重症化リスクは?

(5月発表の沖縄県の資料に基づく) (大阪府における第5波と第6波との比較)

オミクロンに感染した場合、他の変異株に感染した場合より 重症化が軽い 傾向にあります。

英国の報告では、 一晩以上入院するリスクは40〜45%低い としています。デンマークの報告でも、他の株が1.6%入院であったのに対し、オミクロン株感染者の0.6%が入院率としています。また大阪でも第5波と比較しても、重症化率は 1.0%から0.13%と低下 デルタの意味 していますね。

こうした背景として香港大学の研究結果では「オミクロンは気管支内で、デルタや通常株と比べて速く増殖するのと対照的に、肺内での増殖速度は相対的に非常に遅い」可能性を示唆しています。実際に肺炎が起きにくいのであれば、こうした理由からかもしれません。

3月15日の大阪の全体の死亡例の解析。コロナによる直接死がオレンジ、青がコロナ以外の死亡を指す。

3月15日の大阪の死亡例の解析。コロナによる直接死がオレンジ、青がコロナ以外の死亡)

一方、4月11日の大阪の同データによると、 死亡率は0.28%と重症化された方よりも上回っています。 第5波(0.4%)と比較してもそこまで低下していません。こうした死亡例を解析した結果、大阪府では

  • 第6波での死亡例は、第5波と比べて基礎疾患を有する方が多いこと
  • 第6波での死亡例は、診断日の死亡が最も多く、基礎疾患での有無にかかわらず発症から3日以内の死亡が多いこと
  • 第6波では「直接死因がコロナ以外の原因」であるものが多いこと(特に発症3日以内の死亡例)

オミクロン株感染で重症化しやすい方は?

広島県45000人における新型コロナで重症化しやすい方のデータ。

オミクロン株流行期での入院例を対象とした解析によると「重症化しやすい方として以下の方が言われています。

逆に ワクチン接種をされている方は中等症以上になるリスクが0.49倍に減っています ね。また同報告では、「長期療養施設の入所もリスク因子だったが、 『ADL(活動レベルのこと)低下』がより重症な因子である としています。

いずれにせよ重症化については以下の理由からも慎重に解釈する必要があり、 安易に「オミクロン株は重症化しないから感染しても問題ない」と考えるのは危険です。

  • 年齢や基礎疾患によっては、依然として重症化しやすいこと
  • 肺炎や呼吸器関連所見が軽度でも、合併症の併発や基礎疾患の増悪を来たす可能性があること。
  • 軽症でも、後遺症や長期的なオミクロン株による影響はまだ検証されていないこと

なお新型コロナ「後遺症」については新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛】でも解説していいますので、あわせて参考にしてください。

新型コロナ患者の自宅での死亡事例は?

実は、新型コロナの自宅死亡例が問題になっています。4月27日のアドバイザリーボード資料によると、2022年1月から3月31日の間に自宅で死亡された方は 555名 に上ります。十分な医療を受けられず死亡される方もいらっしゃることは、非常につらいことです。その内訳は次の通りです。

  • 死亡時の年齢80代以上55%、70代24% 、60代10%、50代5%、40代4%、30代1%、20代1%
  • 基礎疾患の有無あり64% 、なし25%、不明11%
  • ワクチン接種歴:2回39%、未接種16%、3回5%、不明38%(ただし高齢者での接種率の高さから考えて慎重に解釈する必要あり)
  • 家族状況家族と同居46% 、単身14%、不明40%
  • 死亡直前の診断時の症状の程度軽症・無症状43.4% 、中等症7.0%、重症2.2%
  • 生前の陽性が判明して自宅療養中に死亡:65.8%、死亡時に陽性判明:34.2%
  • 発生届の届日が死亡日よりも前:36.2%、死亡日と同日:39.デルタの意味 2%、死亡日より後:24.0%
  • 自宅療養の希望あり:20.4%、希望なし:11.5%、不明:68.1%

オミクロン株を含む新型コロナ感染症と季節性インフルエンザの違いは?

(感染症アドバイザリーボード資料から著者まとめ)

  • 抗原性・病原性の変化: インフルエンザは流行した株から現れるのに対して、 新型コロナ感染症では性質が大きく異なる変異株が現れます。
  • 自然免疫・ワクチンに関する予防効果: インフルエンザは多くの方が一定の免疫を持ってますが、 新型コロナでは変異により予防効果が落ちる可能性 があります。(オミクロン株でも落ちましたね)
  • 流行経路: インフルエンザでは保育園や小学校が起点になりますが、新型コロナでは若年層からの広がるケースがみられます(オミクロンに関しては、後述するように小児からの家庭内感染もしばしば認めます)
  • 肺炎:インフルエンザでは1.1~2.5%程度ですが、新型コロナでは、肺炎の発症率が少ないオミクロン株でも 5.6% に認めています。また新型コロナでは感染拡大に伴い早期治療が困難なケースも認めます。
  • 脳症:インフルエンザでは異常行動や急性脳症は認めますが、 新型コロナでは稀 です。ただし、後遺症で集中力の低下が認められた離、小児でMIS-C(小児COVID19関連多系統炎症性症候群)が認めることがあります
  • 後遺症:インフルエンザでは、稀に重症の方が長引くことがありますが、新型コロナではしばしば生じます。詳しくは新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛・倦怠感】を参照してください。
  • 致死率:5類感染症であるインフルエンザとの比較なので、扱い方に異なる点に留意が必要ですが、ワクチン接種率も高く、重症化が低いといわれたオミクロン株流行期で、有症状に絞らなくても致死率は 0.13% であり、インフルエンザ0.01-0.09%よりも上回っています。

総合して考えると、今後ワクチン接種が進み自然免疫も伴って徐々に低下すると予測されていますが 現時点で「インフルエンザ並み」ということは難しそう です。

子供に対するオミクロン株感染の特徴は?

(小児科学会発表による「国内発症COVID19発症の臨床症状・重症度の変化」中間報告第3報より著者作成(5129例))

  • 子供も感染しやすくなっている : 2022年1月に入ってからそれぞれ26.1%・26.8%と急増しています。(詳細はこちら)
  • 症状は年齢によって一部異なる : 小児科学会によると、 4歳以下の症状は「発熱」「鼻水」「咳」が中心 であるのに対して、 5~12歳では「発熱」「のどの痛み」「咳」が中心 でした。
  • 子供は入院率は低下するものの、酸素投与率はデルタ株と同等 :国内発症例の解析ではデルタ株と比較して 入院率は低い(28.6% vs 53.4%) ものの、 ICU入院率(0.4% vs 0.6%)や酸素使用率(2.4% vs 2.0%)はデルタ株と同等 でした。
  • 新型コロナの治療薬が一部使えない : 「ラゲブリオ®」に代表される 軽症者用の治療薬は小児には使用できません。
  • マスク着用について2歳以下はマスク着用を勧めない。 2歳以上についても、周りに感染者などない状況ならば、 他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めない。
  • 学校行事・休校について:「 感染対策を工夫した上で、 できるだけ実施する方向で考えてもらいたい。
  • 軽症者への対応について:「 子どもが元来健康で、現時点で全身状態として元気であるならば 必ずしも一律に検査を受けなくて良い
  • ワクチン接種について:「重症化予防効果は期待できるが、有害事象への心配を拭いきれない当事者に 努力義務を課して接種させるだけの説得力はない

他、小児コロナ感染症のより詳細なデータは、【オミクロン株】子供の新型コロナ感染症の特徴について【症状・後遺症・ワクチン】にまとめましたので、あわせて参照してみてください。

オミクロン株への抗原キットやPCRでの診断精度の違いは?

結論から言うと「 オミクロン株は現在国内で使用されているSARS-CoV-2 PCR診断キットで検出可能 」です。最近ではオミクロンに特徴的な変異の有無をチェックできるPCRキットもできており、配列解析前にオミクロンらしいかどうかを知ることができるようになっています。(詳細はこちら)

また抗原定性検査キットについても、WHOが「診断精度は、オミクロン株による影響を受けない」可能性を示唆しています。(詳細はこちら)新型コロナウイルス抗原検査の具体的な精度に関しては新型コロナウイルス抗原検査の精度は?費用や判定時間も解説を参照してください。

オミクロン株に対するワクチンの効果は?

長崎大学熱帯医学研究所による共同研究で報告された新型コロナワクチンの有効性:16歳以上の5169名の結果から

(長崎大学熱帯医学研究所による共同研究で6月8日報告された新型コロナワクチンの有効性:16歳以上の5169名の結果から)

  • 海外のデータでは2回接種から 4~5か月たつと発症予防効果は10%に低下してしまう ものの、入院予防効果は 54% と長期間保たれる。
  • 日本の長崎大学熱帯医学研究所による共同研究によると「16-64歳におけるオミクロン株流行期による ワクチン2回接種での有効性は接種後181日経過後も34.9%(13.3-50.9%)、3回目接種では68.7%(55.6-77.9%)の有効性であった 」と発表しています。
  • 同研究での65歳以上の症例では、ワクチン未接種の方が49名しかおらず、2回目接種時との有意差はないものの、 発症予防効果が2回目接種で23.3-43.3%、3回目接種で77.9-80.5% となりました。

このことから デルタの意味 デルタの意味 「ワクチン接種・ブースター接種で、重症化や発症率は ある程度予防できる」 といえそうです。

各ワクチンの違いを含めて、さらに詳細なデータはブースター接種とは?新型コロナ3回目ワクチンの効果や副反応・接種間隔についてでも解説していますので、あわせて参考にしてください。

オミクロン株への再感染の可能性は?

答えは「 オミクロン株は他の株よりも再感染する可能性が高くなる 」です。

英国インペリアルカレッジロンドンの研究では、新型コロナウイルス感染歴のある人にとって、 デルタ株での再感染よりもオミクロンでの再感染のほうが5.4倍起こりやすい デルタの意味 (ワクチン未接種の場合6.36倍、ワクチン接種後では5.02倍)ことが示唆されています。

オミクロン株の治療薬の有効性は?

  • ウイルスの侵入を防ぐ薬(中和抗体薬):カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)、ソトロビマブ(ゼビュディ®)
  • ウイルスの増殖を抑える薬: モルヌピラビル(ラゲブリオ®)、レムデシビル(ベクルリー®)、ニルマトレビル/リトナビル(パキロピッド®)
  • 過剰な免疫反応や炎症を抑える薬デルタの意味 デキサメサゾン、バリシチニブ

このうちウイルスの増殖を抑えるラゲブリオ®、ベクルリー®、パキロピッド®や、過剰な免疫反応や炎症を抑えるデキサメサゾン、バリシチニブは オミクロン感染に対する治療にも効果が期待できます

しかしウイルス表面に結合し、ウイルスの侵入を阻止する抗体医薬は、その標的部位に変異があると結合しにくくなってしまいます。 カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)はオミクロンを中和(結合)しにくく、効果が落ちるため治療には推奨されていません

一方、ソトロビマブ(ゼビュディ®)はオミクロン株に対する活性は他の株より低いながら保っており(詳細はこちら)、NIHのCOVID-19治療ガイドラインにもオミクロン株にも対応可能な治療薬として掲載されています。ただし、昨今後述する変異株の種類が多く、それぞれの治療薬の有効性を再評価する必要があり、イギリスではそれぞれの変異と治療薬の有効性を報告しています。(詳細はこちら)

変異株含めた新型コロナ感染症治療薬の詳細は新型コロナ感染症「軽症」の方の治療薬について【適応・効果・副反応】にも記載しましたので、そちらも参照してください。

オミクロンBA.2株(ステルスオミクロン)の特徴は?

2022年1月からイギリスやデンマークなど複数の国で置き換わっているのがオミクロン変異株といわれている「BA.2」と呼ばれているものです。

詳細な遺伝子検査をしないとオミクロン株と分類できないことから「ステルスオミクロン」と呼称され、WHOでも「 BA.2はBA.1は独立され(比較的優先的に)調査されるべき 」としています。

デルタクロンを含む他のオミクロン変異株について

実際に英国のレポートアメリカCDCのデータなどよると、代表的なものに下記の6種類あることが言われています。

XD株はデルタ株とオミクロン株の組み換え体の1つ です。XDはオミクロンS遺伝子がデルタ遺伝子に組み込まれたものです。いくつかのヨーロッパ諸国で確認されています。

XE株はオミクロン株(BA.1株)とステルスオミクロン株(BA.2株)の組み換え体です。 S遺伝子を含む大部分の遺伝子はBA.2株で構成されています。まだイギリスでも0.7%しか伝搬されていません。(詳細はこちら)しかし3月30日のイギリスのデータでは XE株はBA.2株より12.6%高い成長性をもつ と考えられています。また、 直近3週間ではXE成長率は20.9%に達していますが、まだ重症化率などを含めて未知数です。日本では3月26日にアメリカから帰国した女性から初感染が確認されました。

2022年1月10日に南アフリカで発生して以来、欧米諸国を中心に確認されている変異株です。遺伝子的にBA.2に近い変異株と考えられています。 BA.4株の成長率はBA.2株の1.24倍と考えられており、ステルスオミクロンBA.2株よりも感染力が高い ことが示唆されています。重症化率の変化は不明です。(詳細はこちら)

こちらも南アフリカを中心に検出されている変異株の1つです。BA.2に近い変異株と考えられています。1月3日~4月25日までで、南アフリカ134例の他、ポルトガル57例・ドイツ52例・イギリス17例など、欧米中心に報告されています。 BA.5株も実行再生産数がBA.デルタの意味 1株の1.40倍とBA.2株よりも高いのが特徴の1つ。 重症化率はまだ未知数です。(詳細はこちら)

またBA.4株・BA.5株については南アフリカからの査読前論文では「 (特にワクチン接種を受けていない場合) 従来のオミクロン株(BA.1株)に感染していてもBA.4/BA.5株に再感染しやすい 」ことが示唆されました。そのため、 BA.4株やBA.5株により新しい「波」が引き起こされる可能性 が報告されています。

(BA.2株からBA.4株・BA.5株への置き換わるスピード)

⑤ デルタの意味 デルタの意味 BA.2.12.1株

今、アメリカで3月から徐々に割合を増やし、4月30日時点で全体の 36.5% を占めているのが、「BA2.12.1株」と呼ばれる変異株です。ニューヨーク保険局によると、BA2.12.1株はBA.2株の23-27%感染率が高いとされます。4月末のWHOの発表では「 BA.2株と比較して、臨床的な特徴や重症度の違いを示唆する証拠はない 」としていますが、BA4株・BA5株同様、査読前論文では「 従来のオミクロン株で感染したことで得られる免疫から回避する可能性 」が示唆されています。(つまり再感染しやすいということですね)(詳細はこちら)今後さらなる解析がなされていくことでしょう。

このように次々とオミクロン変異株が報告されていますが、 幸い日本ではまだ主要株になっていません。 変異株についての情報も適宜アップデートしていきます。

オミクロン株についてのまとめ

オミクロン株は日本を含め世界で急増しています。しかし、オミクロンはこれまで通りの検査で見つけることができ、従来の薬で効くものも複数あるため、 症状が出たときに早めにクリニックに受診し検査することが大切です

デルタ変異株に陽性反応が出た患者で、コロナワクチン接種を2回受けた人の死亡率は約8倍となる

コロナワクチン接種後の世界

コロナワクチン

最新のデータです。ワクチンを十分に接種した人のデルタ型の死亡率は約8倍高い

最新の主張は、武漢コロナウイルス(Covid-19)の「デルタ」亜種が「野火のように広がっている」というもので、その影響を最も受けているのは、すでに “ワクチン “を注射された人たちだという。

抗体依存性感染増強 とは、ウイルス粒子と 不適切な抗体 とが結合すると
宿主細胞への侵入が促進され 、ウイルス粒子が複製される現象である。
不適切な抗ウイルス抗体は、食細胞のFcγ受容体(FcγR)または補体経路を経由して
目標の免疫細胞のウイルス感染を促進する。
ウイルスと相互作用した後、抗体は特定の免疫細胞または補体タンパク質の一部で発現されるFcγRに、Fc領域で結合する。
この相互作用は、免疫細胞によるウイルス抗体複合体の食作用を促進する。
(終了)

疑問:もしイギリスが1年半近く厳しい監禁状態にあり、世界で最もワクチン接種率が高い国の一つであるならば、
なぜ世界で最も感染者数が多い国の一つでもあるのか?
きっと誰もが次のどちらかだとわかるはずです。
1.ロックダウンやワクチンは効果がない
2.ロックダウンやワクチンが事態をより悪化させた。
どちらにしても、人々は今までに、
自分たちが嘘をつかれていること、
抑圧されていること
をきっと理解しているはずです。

ワクチンを接種した人がデルタ型に感染した場合、ワクチンを接種していない人に比べて死亡率が8倍になることが英国のデータで判明

英国政府のウェブサイト(https://www.gov.uk/government/news/vaccines-highly-effective-against-hospitalisation-from-delta-variant)によると、ワクチンは「Delta variantによる入院に対して非常に効果的」であり、そのため、何度も何度も人々にワクチンを接種するよう説得するために、複数の政治家の言葉を引用しています。しかし、「Delta variantによる死亡率に対する保護のレベルを確立するために、さらなる研究が続けられている」と言及している以外は、ワクチンを接種した人としていない人の死亡率の比較については、あまり詳しく書かれていませんでした。たまたま無視されたのか、それとも何か隠し事があるのか。好奇心に駆られた私は、英国政府が発表したオリジナルのデータを調べてみました。単純な探索的統計分析によると、問題のある結果が得られました。

英国のデルタ型の感染、入院、死亡データ:これらのデータは、最新の4つの「SARS-CoV-2 variant of concern and variants under investigation in England」レポートの「Attendance to emergency care and death by Delta confirmed case (sequencing and genotyping) including all confirmed Delta cases in England」の表から抽出した。テクニカルブリーフィング#14~#17、出典:https://www.gov.uk/government/publications/investigation-of-novel-sars-cov-2-variant-variant-of-concern-20201201)。このテクニカルブリーフィングでは、2021年2月1日から直近までの4週間分のデルタ・バリアントの累積データをカテゴリー別に毎週まとめています。

上の図からわかるように、英国政府が報告していることと同様に、英国では100万人あたりの入院率は、完全にワクチンを接種した人が最も低く(緑のバー)、ワクチンを接種していない人が最も高い(青のバー)ことがわかります。しかし、ワクチン未接種者とワクチン接種者の入院率の差は、感染率の差よりも小さくなっています。最新のデータ(2021年2月1日~2021年6月21日)を例にとると、ワクチン未接種者の感染率はワクチン接種者の8.5倍(2,238/million vs 236/million)であるのに対し、デルタバリアント感染による入院率は、ワクチン未接種者がワクチン接種者の4.8倍(35/million vs 6/million)にとどまっています。

さらに、3つのワクチン接種群の差の傾向も気になるところです。英国政府がデルタバリアントを記録した最初の期間(2021年2月1日~2021年5月31日)では、英国の未接種者100万人あたり0.4人がデルタバリアントで死亡しており、完全にワクチンを接種した人(100万人あたり0.08人)よりも5倍高かったのです。しかし、4週間後には、100万人あたりのデルタバリアントによる死亡者数は、完全にワクチンを接種した人とワクチンを接種していない人でほとんど変わりません(100万人あたりの死亡者数1.83人 vs 100万人あたりの死亡者数1.63人)。次の記事は?

オミクロン株の感染力(伝播性)は?

イギリスで報告されている新型コロナウイルス変異株の累積感染者数の推移。BA.1株・BA.2株に加えて最近はBA.4。BA.5株・XE株もあげられてきている。

(2022年5月16日までのイギリスにおける新型コロナウイルスの累積感染者数の推移)

オミクロン株は 他の株よりも感染(伝播)しやすい のが特徴です。そもそもウイルスの伝播しやすさには、

  1. ウイルス自体の細胞に侵入する能力 (infectivity)
  2. 感染者側のうつしやすさ(contagiousness)
  3. 未感染者側の罹りやすさ(susceptibility)
  4. ウイルスに対する環境ストレス(温度、湿度、換気など)

が関係します。(詳細はこちら)そのうち「ウイルスが侵入する能力」に関しては、 オミクロン株のウイルス表面のスパイク蛋白は細胞表面のACE2への親和性が高く、細胞へ侵入しやすい と考えられています。また実際にオミクロン株がデルタ株より速く感染拡大しており、新規感染の中でオミクロンが優位を占める国も多くなっています。(WHOの見解はこちら)

接触者への感染を追跡した研究で オミクロン株はデルタ株に比べ伝播性が高い ことが示唆されています。例えば、英国で家族内感染を追跡した研究では、接触者に伝播する確率がデルタ感染者からは約10%であったのに対し、オミクロン株患者からは18%でした。(詳細はこちら)

注: 感染力が高いからといって「マスクが無意味」というわけではありません。 マスクの意義については【新型コロナ】感染対策でのマスクの効果とデメリットについて解説を参照してください。)

オミクロン株による症状の特徴は?

(沖縄県の50人陽性者による解析から転載) (国立感染症研究所より発表された139名の主な症状の内訳(1月当初はオミクロン株と判明した際、入院加療が行われており、途中入院基準が変わりました)

  • 発熱・咳・だるさ・ のどの痛み などの風邪症状が中心である点
  • 通常株より潜伏期間が短い : アメリカの報告例によると潜伏期間の中央値は3日としています。通常の新型コロナが5日ほどと考えられているので、2日ほど早いということになります。
  • 若年での発症・入院数が増加 : 日本でも2022年1月から成人だけでなく 17歳以下の若年者や小児 での発症例も急増してきています。(後述します)
  • 重症化するまでの期間が短い : 広島県からの報告によると、 陽性判明から2〜3日後 に中等症II(酸素投与が必要なレベル)になるのが最も多く、従来の新型コロナ感染症の特徴である「7日前後から重症化」を大幅に短縮しています。

また 味覚嗅覚障害が通常株・デルタ株に比べて少ない のも特徴の1つです。(詳細はこちら)

国立感染症研究所の報告では、ワクチンの接種の有無にかかわらず 発症もしくは診断日より10日たっていれば無症状者および軽症者においては発症または診断10日以降に感染性ウイルスを排出している可能性は低い と考えられています。

一方、海外の研究ですが、デルタ株や武漢株の感染性ウイルス排出期間は18日13日と報告されているので、より自宅待機期間解除後の排菌の可能性は低くなったといえるでしょう。

※ なお、新型コロナの診療に際して『若年者の場合、検査を行わずに診断する』提言案が出されています。(いわゆるみなし陽性)しかし、当院では 原則「検査を行わずに新型コロナと診断する」ことはいたしません 。(他の感染症と同様です)そのため 新型コロナ感染症が疑わしい方は、発熱外来の受診をお願いします

オミクロン株の重症化リスクは?

(5月発表の沖縄県の資料に基づく) (大阪府における第5波と第6波との比較)

オミクロンに感染した場合、他の変異株に感染した場合より 重症化が軽い 傾向にあります。

英国の報告では、 一晩以上入院するリスクは40〜45%低い としています。デンマークの報告でも、他の株が1.6%入院であったのに対し、オミクロン株感染者の0.6%が入院率としています。また大阪でも第5波と比較しても、重症化率は 1.0%から0.13%と低下 していますね。

こうした背景として香港大学の研究結果では「オミクロンは気管支内で、デルタや通常株と比べて速く増殖するのと対照的に、肺内での増殖速度は相対的に非常に遅い」可能性を示唆しています。実際に肺炎が起きにくいのであれば、こうした理由からかもしれません。

3月15日の大阪の全体の死亡例の解析。コロナによる直接死がオレンジ、青がコロナ以外の死亡を指す。

3月15日の大阪の死亡例の解析。コロナによる直接死がオレンジ、青がコロナ以外の死亡)

一方、4月11日の大阪の同データによると、 死亡率は0.28%と重症化された方よりも上回っています。 第5波(0.4%)と比較してもそこまで低下していません。こうした死亡例を解析した結果、大阪府では

  • 第6波での死亡例は、第5波と比べて基礎疾患を有する方が多いこと
  • 第6波での死亡例は、診断日の死亡が最も多く、基礎疾患での有無にかかわらず発症から3日以内の死亡が多いこと
  • 第6波では「直接死因がコロナ以外の原因」であるものが多いこと(特に発症3日以内の死亡例)

オミクロン株感染で重症化しやすい方は?

広島県45000人における新型コロナで重症化しやすい方のデータ。

オミクロン株流行期での入院例を対象とした解析によると「重症化しやすい方として以下の方が言われています。

逆に ワクチン接種をされている方は中等症以上になるリスクが0.49倍に減っています ね。また同報告では、「長期療養施設の入所もリスク因子だったが、 『ADL(活動レベルのこと)低下』がより重症な因子である としています。

いずれにせよ重症化については以下の理由からも慎重に解釈する必要があり、 安易に「オミクロン株は重症化しないから感染しても問題ない」と考えるのは危険です。

  • 年齢や基礎疾患によっては、依然として重症化しやすいこと
  • 肺炎や呼吸器関連所見が軽度でも、合併症の併発や基礎疾患の増悪を来たす可能性があること。
  • 軽症でも、後遺症や長期的なオミクロン株による影響はまだ検証されていないこと

なお新型コロナ「後遺症」については新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛】でも解説していいますので、あわせて参考にしてください。

新型コロナ患者の自宅での死亡事例は?

実は、新型コロナの自宅死亡例が問題になっています。4月27日のアドバイザリーボード資料によると、2022年1月から3月31日の間に自宅で死亡された方は 555名 に上ります。十分な医療を受けられず死亡される方もいらっしゃることは、非常につらいことです。その内訳は次の通りです。

  • 死亡時の年齢80代以上55%、70代24% 、60代10%、50代5%、40代4%、30代1%、20代1%
  • 基礎疾患の有無あり64% 、なし25%、不明11%
  • ワクチン接種歴:2回39%、未接種16%、3回5%、不明38%(ただし高齢者での接種率の高さから考えて慎重に解釈する必要あり)
  • 家族状況家族と同居46% 、単身14%、不明40%
  • 死亡直前の診断時の症状の程度軽症・無症状43.4% 、中等症7.0%、重症2.2%
  • 生前の陽性が判明して自宅療養中に死亡:65.8%、死亡時に陽性判明:34.2%
  • 発生届の届日が死亡日よりも前:36.2%、死亡日と同日:39.2%、死亡日より後:24.0%
  • 自宅療養の希望あり:20.4%、希望なし:11.5%、不明:68.1%

オミクロン株を含む新型コロナ感染症と季節性インフルエンザの違いは?

(感染症アドバイザリーボード資料から著者まとめ)

  • 抗原性・病原性の変化: インフルエンザは流行した株から現れるのに対して、 新型コロナ感染症では性質が大きく異なる変異株が現れます。
  • 自然免疫・ワクチンに関する予防効果: インフルエンザは多くの方が一定の免疫を持ってますが、 新型コロナでは変異により予防効果が落ちる可能性 があります。(オミクロン株でも落ちましたね)
  • 流行経路: インフルエンザでは保育園や小学校が起点になりますが、新型コロナでは若年層からの広がるケースがみられます(オミクロンに関しては、後述するように小児からの家庭内感染もしばしば認めます)
  • 肺炎:インフルエンザでは1.1~2.5%程度ですが、新型コロナでは、肺炎の発症率が少ないオミクロン株でも 5.6% に認めています。また新型コロナでは感染拡大に伴い早期治療が困難なケースも認めます。
  • 脳症:インフルエンザでは異常行動や急性脳症は認めますが、 新型コロナでは稀 です。ただし、後遺症で集中力の低下が認められた離、小児でMIS-C(小児COVID19関連多系統炎症性症候群)が認めることがあります
  • 後遺症:インフルエンザでは、稀に重症の方が長引くことがありますが、新型コロナではしばしば生じます。詳しくは新型コロナ感染症の後遺症について【割合・咳・脱毛・倦怠感】を参照してください。
  • 致死率:5類感染症であるインフルエンザとの比較なので、扱い方に異なる点に留意が必要ですが、ワクチン接種率も高く、重症化が低いといわれたオミクロン株流行期で、有症状に絞らなくても致死率は 0.13% であり、インフルエンザ0.01-0.09%よりも上回っています。

総合して考えると、今後ワクチン接種が進み自然免疫も伴って徐々に低下すると予測されていますが 現時点で「インフルエンザ並み」ということは難しそう です。

子供に対するオミクロン株感染の特徴は?

(小児科学会発表による「国内発症COVID19発症の臨床症状・重症度の変化」中間報告第3報より著者作成(5129例))

  • 子供も感染しやすくなっている : 2022年1月に入ってからそれぞれ26.1%・26.8%と急増しています。(詳細はこちら)
  • 症状は年齢によって一部異なる : 小児科学会によると、 4歳以下の症状は「発熱」「鼻水」「咳」が中心 であるのに対して、 5~12歳では「発熱」「のどの痛み」「咳」が中心 でした。
  • 子供は入院率は低下するものの、酸素投与率はデルタ株と同等 :国内発症例の解析ではデルタ株と比較して 入院率は低い(28.6% vs 53.4%) ものの、 ICU入院率(0.4% vs 0.6%)や酸素使用率(2.4% vs 2.0%)はデルタ株と同等 でした。
  • 新型コロナの治療薬が一部使えない : 「ラゲブリオ®」に代表される 軽症者用の治療薬は小児には使用できません。
    デルタの意味
  • マスク着用について2歳以下はマスク着用を勧めない。 2歳以上についても、周りに感染者などない状況ならば、 他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めない。
  • 学校行事・休校について:「 感染対策を工夫した上で、 できるだけ実施する方向で考えてもらいたい。
  • 軽症者への対応について:「 子どもが元来健康で、現時点で全身状態として元気であるならば 必ずしも一律に検査を受けなくて良い
  • ワクチン接種について:「重症化予防効果は期待できるが、有害事象への心配を拭いきれない当事者に 努力義務を課して接種させるだけの説得力はない

他、小児コロナ感染症のより詳細なデータは、【オミクロン株】子供の新型コロナ感染症の特徴について【症状・後遺症・ワクチン】にまとめましたので、あわせて参照してみてください。

オミクロン株への抗原キットやPCRでの診断精度の違いは?

結論から言うと「 オミクロン株は現在国内で使用されているSARS-CoV-2 PCR診断キットで検出可能 」です。最近ではオミクロンに特徴的な変異の有無をチェックできるPCRキットもできており、配列解析前にオミクロンらしいかどうかを知ることができるようになっています。(詳細はこちら)

また抗原定性検査キットについても、WHOが「診断精度は、オミクロン株による影響を受けない」可能性を示唆しています。(詳細はこちら)新型コロナウイルス抗原検査の具体的な精度に関しては新型コロナウイルス抗原検査の精度は?費用や判定時間も解説を参照してください。

オミクロン株に対するワクチンの効果は?

長崎大学熱帯医学研究所による共同研究で報告された新型コロナワクチンの有効性:16歳以上の5169名の結果から

(長崎大学熱帯医学研究所による共同研究で6月8日報告された新型コロナワクチンの有効性:16歳以上の5169名の結果から)

  • 海外のデータでは2回接種から デルタの意味 4~5か月たつと発症予防効果は10%に低下してしまう ものの、入院予防効果は 54% と長期間保たれる。
  • 日本の長崎大学熱帯医学研究所による共同研究によると「16-64歳におけるオミクロン株流行期による ワクチン2回接種での有効性は接種後181日経過後も34.9%(13.3-50.9%)、3回目接種では68.7%(55.6-77.9%)の有効性であった 」と発表しています。
  • 同研究での65歳以上の症例では、ワクチン未接種の方が49名しかおらず、2回目接種時との有意差はないものの、 発症予防効果が2回目接種で23.3-43.3%、3回目接種で77.9-80.5% となりました。

このことから 「ワクチン接種・ブースター接種で、重症化や発症率は ある程度予防できる」 といえそうです。

各ワクチンの違いを含めて、さらに詳細なデータはブースター接種とは?新型コロナ3回目ワクチンの効果や副反応・接種間隔についてでも解説していますので、あわせて参考にしてください。

オミクロン株への再感染の可能性は?

答えは「 オミクロン株は他の株よりも再感染する可能性が高くなる 」です。

英国インペリアルカレッジロンドンの研究では、新型コロナウイルス感染歴のある人にとって、 デルタ株での再感染よりもオミクロンでの再感染のほうが5.4倍起こりやすい (ワクチン未接種の場合6.36倍、ワクチン接種後では5.02倍)ことが示唆されています。

オミクロン株の治療薬の有効性は?

  • ウイルスの侵入を防ぐ薬(中和抗体薬):カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)、ソトロビマブ(ゼビュディ®)
  • ウイルスの増殖を抑える薬: モルヌピラビル(ラゲブリオ®)、レムデシビル(ベクルリー®)、ニルマトレビル/リトナビル(パキロピッド®)
  • 過剰な免疫反応や炎症を抑える薬: デキサメサゾン、バリシチニブ

このうちウイルスの増殖を抑えるラゲブリオ®、ベクルリー®、パキロピッド®や、過剰な免疫反応や炎症を抑えるデキサメサゾン、バリシチニブは オミクロン感染に対する治療にも効果が期待できます

しかしウイルス表面に結合し、ウイルスの侵入を阻止する抗体医薬は、その標的部位に変異があると結合しにくくなってしまいます。 カシリビマブ/イムデビマブ(ロナプリーブ®)はオミクロンを中和(結合)しにくく、効果が落ちるため治療には推奨されていません

一方、ソトロビマブ(ゼビュディ®)はオミクロン株に対する活性は他の株より低いながら保っており(詳細はこちら)、NIHのCOVID-19治療ガイドラインにもオミクロン株にも対応可能な治療薬として掲載されています。ただし、昨今後述する変異株の種類が多く、それぞれの治療薬の有効性を再評価する必要があり、イギリスではそれぞれの変異と治療薬の有効性を報告しています。(詳細はこちら)

変異株含めた新型コロナ感染症治療薬の詳細は新型コロナ感染症「軽症」の方の治療薬について【適応・効果・副反応】にも記載しましたので、そちらも参照してください。

オミクロンBA.2株(ステルスオミクロン)の特徴は?

2022年1月からイギリスやデンマークなど複数の国で置き換わっているのがオミクロン変異株といわれている「BA.2」と呼ばれているものです。

詳細な遺伝子検査をしないとオミクロン株と分類できないことから「ステルスオミクロン」と呼称され、WHOでも「 BA.2はBA.1は独立され(比較的優先的に)調査されるべき 」としています。

デルタクロンを含む他のオミクロン変異株について

実際に英国のレポートアメリカCDCのデータなどよると、代表的なものに下記の6種類あることが言われています。

XD株はデルタ株とオミクロン株の組み換え体の1つ です。XDはオミクロンS遺伝子がデルタ遺伝子に組み込まれたものです。いくつかのヨーロッパ諸国で確認されています。

XE株はオミクロン株(BA.1株)とステルスオミクロン株(BA.2株)の組み換え体です。 S遺伝子を含む大部分の遺伝子はBA.2株で構成されています。まだイギリスでも0.7%しか伝搬されていません。(詳細はこちら)しかし3月30日のイギリスのデータでは XE株はBA.2株より12.6%高い成長性をもつ と考えられています。また、 直近3週間ではXE成長率は20.9%に達していますが、まだ重症化率などを含めて未知数です。日本では3月26日にアメリカから帰国した女性から初感染が確認されました。

2022年1月10日に南アフリカで発生して以来、欧米諸国を中心に確認されている変異株です。遺伝子的にBA.2に近い変異株と考えられています。 BA.4株の成長率はBA.2株の1.24倍と考えられており、ステルスオミクロンBA.2株よりも感染力が高い ことが示唆されています。重症化率の変化は不明です。(詳細はこちら)

こちらも南アフリカを中心に検出されている変異株の1つです。BA.2に近い変異株と考えられています。1月3日~4月25日までで、南アフリカ134例の他、ポルトガル57例・ドイツ52例・イギリス17例など、欧米中心に報告されています。 BA.5株も実行再生産数がBA.1株の1.40倍とBA.2株よりも高いのが特徴の1つ。 重症化率はまだ未知数です。(詳細はこちら)

またBA.4株・BA.5株については南アフリカからの査読前論文では「 (特にワクチン接種を受けていない場合) 従来のオミクロン株(BA.1株)に感染していてもBA.4/BA.5株に再感染しやすい 」ことが示唆されました。そのため、 BA.4株やBA.デルタの意味 5株により新しい「波」が引き起こされる可能性 が報告されています。

(BA.2株からBA.4株・BA.5株への置き換わるスピード)

⑤ BA.2.12.1株

今、アメリカで3月から徐々に割合を増やし、4月30日時点で全体の 36.5% を占めているのが、「BA2.12.1株」と呼ばれる変異株です。ニューヨーク保険局によると、BA2.12.1株はBA.2株の23-27%感染率が高いとされます。4月末のWHOの発表では「 BA.2株と比較して、臨床的な特徴や重症度の違いを示唆する証拠はない 」としていますが、BA4株・BA5株同様、査読前論文では「 従来のオミクロン株で感染したことで得られる免疫から回避する可能性 」が示唆されています。(つまり再感染しやすいということですね)(詳細はこちら)今後さらなる解析がなされていくことでしょう。

このように次々とオミクロン変異株が報告されていますが、 幸い日本ではまだ主要株になっていません。 変異株についての情報も適宜アップデートしていきます。

オミクロン株についてのまとめ

オミクロン株は日本を含め世界で急増しています。しかし、オミクロンはこれまで通りの検査で見つけることができ、従来の薬で効くものも複数あるため、 症状が出たときに早めにクリニックに受診し検査することが大切です

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